ベネチアは海外一人旅デビューにピッタリ①
国内の行ってみたいところはだいたい行ってしまい、もう海外しかない!
と海外一人旅デビューを誓ったあの日から1年。
その準備はなんと英会話の勉強から始めるという計画魔らしい用意周到さ。そ
して外人と話すことに抵抗も感じなくなり機は熟した。
いざ目指すはイタリア!!・・・あれ、英語ちゃうやん!?
私が初めての海外一人旅に選んだのは、イタリアはベネチア。
だって街が美しすぎるんだもん。
もちろんツアーでなんか行きたくない、自由に歩きたいんだ。めっちゃ検索して行きたいところを網羅し、自分だけの旅程を組んで行ってきました。
その旅程をまとめてみたいと思います。
美しさあふれ出る水の都、ベネチア一人旅
【主なコース】
【1日目】 関空朝発 ~ ミュンヘン空港で乗り換え(空港内にあるビール工場でドイツビールを飲む) ~ ベネチア空港着 海路にてベネチア本土にIn
【2日目】 夜明けのサンマルコ広場 ~ アカデミア橋の日の出 ~ サンマルコの鐘楼 ~ ブラーノ島 ~サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 ~ドゥカーレ宮殿
【3日目】 ベネチア サンタ・ルチーア駅 ~フィレンツェ サンタマリア・ノヴェッラ駅 ~ サンタマリア・ノヴェッラ教会 ~ミケランジェロ広場 ~ ベッキオ橋 ~ ドゥオモ ~ ベネチア ~ 夜のサンマルコ広場
【4日目】 街をブラブラ ~ ベネチア空港から日本へ
【目次】
1日目:ついに日本を飛び出した
初めての海外一人旅準備
GWが9連休になるかもという噂が出回り始める少し前から旅の準備を始めました。
まずは航空券と取らねば。
当時の私は「スカイスキャナー」というサイトの存在を知らず、HISとエクスペディアで色々日程を入れて、どの日程で行くのがお安く行けるかを毎日にように検索していました。
1週間、2週間と試していくうちに明らかに航空券が高くなっていく。そして便利な便が消えていく・・・。
こりゃまずいと、ある程度で見切りをつけて予約。旅行に安く行くならとにかく早めの予約というのを実感しました。
合わせてホテルも探したのですが、まぁお高い。
かと言って初めての一人海外、怪しいところには泊まりたくない。トリップアドバイザーにある日本人の評価を読み漁って、無事予約完了。
日本のビジネスホテルシングルがどれだけ安いか実感しますね。
結局HIS経由で、行きはルフトハンザ、帰りはANAで取りました。
各々の航空会社のサイトで座席指定ができたので、帰りのANAは非常口座席をGET!
これで足もと広々で帰れる~。
行きのルフトハンザも13000円程で足元の広い席にグレードアップできたので、申し込みました。
足を組むのが癖な私にはとってこのオプションは非常に助かります。
ビジネスクラスなんて乗れないけど、少し楽に行きたい人にはお勧めです。
一気に高まる緊張感、ミッションクリアなるか
飛行機内は日本人も多く、完全に日本の延長でした。
だがしかし!
飛行機を一歩降りたらそこは完全に外国。
ドイツはミュンヘンでございます。
ここでトランジット4時間でございます。
「ほわぁ~、外国だぁ~」と舞い上がってキョロキョロしているうちに完全に人の流れからはぐれました・・・( ;∀;)
ここで私はどうしてもやらなくてはいけないことがあります。
それはドイツビールを飲むこと。
ミュンヘン空港には世界で唯一空港内にビールの醸造所があります。その名はエアブロイ。
下調べはしてきたものの、まじでめっちゃ迷った。
全然見つからないので勇気を出して掃除中のお姉さんに聞いてみる。
「外に出ろ」とな?いいの?出ちゃっていいの?また入れるの?すっごい不安を抱えながら言われた方に行ってみると、それらしき広場が。ここに違いない。
勝手に座ってよいのかもわからんし、そもそも一人客なんていないし、ついでに当然外人ばっかりだし。
近づいたり後ずさりしたりしながらおそるおそる着席。
そして、「ヴァ、ヴァイス プリーズ・・」
う、うまぁぁ~(*'▽')
無濾過なので酵母がそのまま入っているから白濁しているんだって。
それにしても凄くフルーティ。冷やし具合もちょうどいい!
白ウインナーも食べてみたかったけど、メニューみてもどれだかわからん・・・
結局、おつまみ無しでヴァイスとヘルスの2種類のビールをいただきました。
一杯が500mlで350円くらいでした。めっちゃ安い。
そしてなんかすっげー達成感。
ベネチア本土には船で入れ?
「ベネチア本土は海路で入るのが良い」
という情報を見て、確かにそれは風情があるなと海路コースで向かうことにしていました。
ALILAGUNA(アリラグーナ社)が運航しているボートでベネチア・テッセラ空港から本土に行くことができます。
ブルーライン・オレンジライン・レッドラインの3ルート出ていて、各々コースが異なります。
肝心なのは、ホテルに行きやすい停留所がどこかを事前にチェックして、どのラインならその停留所に停まるかを把握しておくこと。
というのもヴェネチアは運河の町ですから地図上では近くても橋を渡るためにすごく遠回りしなくてはいけないケースが多いんです。橋少なっ!
しかも道は石畳でスーツケースを転がしにくく、道は細くて迷路のようです。
正直、船を降りてからあんまり歩きたくありません。
飛行機ですから時間通りに到着するかわかりませんよね?
私の場合はホテルの位置的に、「オレンジラインならリアルト、ブルーならサンマルコで降りる」とかをチェックしておき、早く来た方のボートで向かおうと思っていました。
ちなみにチケットは空港内で荷物を待ちながら券売機で購入可能です。
こんな感じで本土に近づいていきます。
時間が遅めだから乗客は10人にも満たず。
各々席を好き勝手に動きながら写真を撮っています。
だいぶ近づいてきた!
夕焼けの中にベネチア本土の明かりが灯り始めています。
確かに気分が高まるね~。
ただここで思ったこと。
もしサンタルチア駅周辺でホテルを取られている方でしたら普通にバスか電車で街に向かわれた方が良い気がします。
確かに船で入る感じは高揚感ありましたけど、重いスーツケースを持って石畳&橋のアップダウンは結構きつい。
それよりも最短距離でチェックインした方が良いと思います。
ヴェネチアは街歩きが楽しいので、導入部分なんて大差ないですよ!
リアルト橋に立ち、異国を感じる
ヴェネチアは運河の街。
いわゆる道路が全て川というすごく不思議な街。
その川にかかっている橋の中で一番有名なのが、リアルト橋です。
チェックイン前にどうしても寄り道して橋からの夜景を見たかったんです。
うぉー、まさにベネチア!
本土に近づく時には実感わかなかったけど、ここまで来れば実感。
これぞベネチア!!
リアルト橋からの夜景をパシャリ。
あぁ、旅程を考えている時に何度も出てきた景色じゃないか。
そこについに立ったのか・・・。
初めて一人で日本を飛び出し、ベネチアまでやってきたんだという達成感を強く感じた風景。
良い旅になりますように!
つづきはこちら→ ベネチアは海外一人旅デビューにピッタリ②
弾丸バルセロナは4連休で満喫!③
11月初旬の3連休に1日有休を足して、バルセロナに弾丸旅行にいきました。
深夜発で現地2泊の滞在でしたが思いっきり楽しめましたので、その旅行記をまとめてみたいと思います。
前の記事はこちら
ガウディを楽しむ・バルセロナ弾丸旅行
主なコース
【1日目】 カサ・パトリョ ~ サンタ・マリア・ダルマル教会 ~ フラメンコショー
【2日目】 グエル公園 ~ サンパウ病院 ~ カテドラル ~ 街散策
【3日目】 サグラダファミリア ~ 帰路
【目次】
3日目:サグラダファミリ観光におすすめのホテル
どこに泊まる?バルセロナ
今回のバルセロナ旅行のメインディッシュは、やっぱりサグラダファミリア。着工は1882年らしいので、もう130年以上作ってるんですね。すげー!
いつもメインディッシュは着いて早々に行きたくなるのですが、今回は3日目、最終日に予定しました。2泊の旅ですから、朝も2回しか来ない。混雑が予想される人気観光地は絶対朝イチに行くべしというのが私のポリシーです。人混み嫌い。
帰りの飛行機が15時発だったので、3日目にグエル公園を持ってくると結構せわしなくなりそう。てことで2日目の朝イチにグエル公園、最終日にサグラダファミリを持ってきました。
サグラダファミリア入場には空港並みの手荷物検査があります。大きい荷物は持っていきたくなかったので、この最終日の動きを軽やかにするために、サグラダファミリア徒歩圏のホテルを選んでいました。
目的に叶った最高のホテル
今回の宿泊はホテルバルセロナ1882。めちゃくちゃ良かったです。フロントのお姉さんは優しく、ガードマンぽいお兄さんはいかつく。新しいしベッドも大きくてサイコー。朝食も目の前で作ってくれるスパニッシュオムレツを始め、めちゃくちゃ充実していました。それにしてもスパニッシュオムレツってそんなドボドボにオリーブオイル入れるんかい・・・日本で言う、だし巻き卵に入れる出汁の勢い。そりゃスペイン料理重いわな・・・。
ホテルの周りは決して人通りは多くはないけど、繁華街じゃない分安心して歩けるし、近くには大型スーパーもありました。水やらビールやらは初日にまとめて買っておくのが楽ですよね。サグラダファミリアの周りの露店、500mlコーラ500円だよ。。。
サグラダファミリアまでは徒歩5分、早朝の散歩も夜景を撮りに行ってもすぐ帰れるので安心です。グエル公園もタクシーで10分なので、両方を朝イチで計画していた私には狙い通りの抜群の立地でした。チェックアウトが12時だったので、荷物を部屋に置いたままサグラダファミリアを観光。あぁ、楽チン~。
ついにサグラダファミリア、当然朝イチお勧め
なるべく人が写り込まない無人の写真を撮りたい人間にとっては、どこの観光地も「朝イチ」が鉄板ですよね。サグラダファミリアの入場も朝イチINを勧めているサイトは非常に多く、それにならって一番早い9時入場のチケットを予約。予約は公式サイトで行いました。情報サイトでは2ヵ月前から買えるとありましたが、私の時は11月のチケットが選択できるようになったのが9/6でした。多少のラグはありそうです。
前日に風が強くて撮れなかった逆さファミリアを撮りたくて8時前からブラブラしていました。逆さファミリアを撮るには、風が止んでてもガチョウとの闘いがあります。ガチョウが動くと波紋ができちゃうんですよね・・・。そして8時半、数名が並び始めたので私も列へ移動。
えー、頑張りました。この日にサグラダファミリア内部に飛び込んだのは4番目!ある意味、世界4位!!そして前3人みんな日本人という・・・日本人、並ぶの好きね(笑)
最初から列の4番目に並んでいたわけではありません。荷物検査通過後オーディオガイドを受け取ってから門が空くまでに皆さん溜まり場でウロウロしているんですが、そこで門の前まできっちり詰めましょう。門が空いてからも皆さん入口の写真を撮ったり外観をゆっくり眺めたりしていますが、そんなの後でOK、まずは中に飛び込め!確かに外観の細かい彫刻もすごく細かくて素晴らしいし、日本人彫刻家も参加してるなんてすごいですよね。ただ、後でもゆっくり見れる。人がいない内部は朝イチ予約者しか味わえない超貴重体験。何とも言い難い感動があります!
生命を感じる、サグラダファミリア内部
サグラダファミリアって外観から内側が想像できないですよね。「ヨーロッパの教会」のイメージが完全に吹っ飛んじゃう、凄く明るさを感じる教会です。昨日行ったカテドラル(サンタ・エウラリア・大聖堂)と全然趣きが異なりますね。
これだけの広い空間、かつ非常に高い天井を支えるのは4本のメインの柱を含めて36本。メインの柱の上部には4種類の動物のような印が描かれています。日本の四神(朱雀とか白虎とか)と同じような意味合いなのでしょうか?
その柱が樹木のようにニョキっと生えていて、天井のなんか森羅万象的なもの(曖昧)に繋がっていきます。カサパトリョもそうでしたが、ガウディ建築物って建物という無機質なものに自然とか生命とかを融合させているのが感性の低い私でも強く感じられます。石造なのにまるで森のようなこの神秘的な空間は絶対ナマで見て欲しい。そして震えろ。
明るいステンドグラスが彩る空間
サグラダファミリアのステンドグラスは、明るくてかわいい。それもそのはず、朝日が当たる側のステンドグラスは寒色系をメインとした爽やかな空間を演出するようになっているようです。この日も晴れてはいたのですが、日によってはもっと光が差し込むらしい。
こちらが陽が沈む側のステンドグラス。暖色系になっています。こちら側に夕日が差し込むとまた綺麗なんでしょうね~。なんか本当に色んなことが計算されて設計されているんだなと実感します。
人が少ないうちに内部をじっくり見学した後は、展望台に登りました。見どころがあんまりなくて・・・どこかでコースを間違えちゃった?って疑問を抱えたまま降りてきちゃいました。ただ、歩いている最中に見ることができる実際の作業中の部分、下から見上げたら絶対見えない細部までこんなに緻密に作っているの?って驚きはあります。タイルの柄の合わせ目までしっかり。神は細部に宿るねぇ。
完成は2026年、また見にきたい!
サグラダファミリアの完成は2026年を予定しています。着工後100年経った時点で「あと200年かかるなぁー」って言われていたのに、3Dプリンターなどの技術の発達と、観光客が増えて建築資金が潤ってきたこともあって、工期が150年短縮されたって。桁た違うね。死ぬまでに完成されるはずの無かったものが、文明のおかがで完成を見届けられるなんて運がいい。
上の写真の4本の柱の中央にもう1本ぶっとい柱が立ち、その上に巨大な十字架がどんとのっかって最終形態だそうです。あと6年。うん、私の行きたい旅行先もきっと一巡してるころだな、ちょうどいいや。
お土産はどこで買う?
サグラダファミリアの見学時間は一人旅の身軽なフットワークでだいたい1時間半くらいでした。11時頃ホテルに戻り、ちょっとゆっくりしてチェックアウト。帰りも空港バスなので、いったんタクシーでカタルーニャ広場に向かいました。タクシーのおっちゃんは空港まで乗って行って欲しくて交渉されましたが、すまんおっちゃん。往復バスチケット買ってるし、何よりカタルーニャ広場に行かなきゃいけないわけがあるんでね!
その目的とはお土産。再度カタルーニャ広場のデパート、エル・コルテ・イングレスに向かいました。地下食料品売場にはバラマキ土産に重宝するお菓子がいっぱい。しかも安い。適当に見繕って・・・と思ったけど種類が多すぎてむしろ迷うわ。食材とか調味料とか好きな人は、ここだけで結構時間潰せちゃうんじゃないですかね?ついでにランチ用にサンドイッチも買って、いざ空港へ!
余談ですが、9階建てのバルセロナ市内一番のデパートなのに、トイレは1ヶ所のみ。1フロア1ヶ所じゃなくて、デパート全体で1ヶ所ですからね!(ちなみに4階)スペインのトイレ事情、厳しいっす。ヨーロッパだから有料なのは仕方ないとして、絶対数が少なすぎる。コイン入れて入る一人用の公衆トイレもあるけど、なんか出れなくなりそうで怖い(笑)
エミレーツ航空ってどうなの?
最後に飛行機の話を。今回は時間を有効活用したくて、仕事が終わってからの深夜発が前提でした。逆に言えば深夜発があることを発見したので、4日間の休みでヨーロッパ行けるんだ!?ってなったわけです。
往路
関空23:30発 → フライト11時間15分 → ドバイ05:45着
ドバイ08:15発 → フライト 7時間35分 → バルセロナ12:50着
復路
バルセロナ15:00発 → フライト6時間40分 → ドバイ00:40着
ドバイ03:05発 → フライト9時間 → 関空17:05着
エミレーツの機内はエコノミーとしては広めと言われています。ただ、やっぱり長い。最初の11時間の終盤は結構お尻イタタでしたね。深夜発だからすぐ寝れるかと思ってたけど、あまり眠れなかったし・・・。逆に帰りは疲れのためか結構寝れて行きよりは少し楽でした。
ただそれよりも!3連休に1日有休足せばヨーロッパに旅行できて、丸2日分しっかり観光できるのは最大のメリット。実際2日間でこれだけ回れるんだから、満足度は非常に高かったです。しかもチケットは早めにとったのもあって往復約10万円。安い!
さらに2020年4月から、同じく関空発深夜便でカタール航空も参入してきます。同じ区間でエミレーツより2万円くらい安い設定で、こちらも評判の良い中東系航空会社。ますますヨーロッパが近くなる!行きたいところが多すぎる~。
3回に分けて私の2泊4日のバルセロナツアーの旅程をお話しさせていただきました。初めての記事ですので見苦しい点があったでしょうが、最後までご覧いただきありがとうございます。いつも色々盛り込み過ぎてせわしない旅にはなるのですが、見どころ満載で絶対充実した旅になるコースだと思います。皆様の参考になればと思っています!
弾丸バルセロナは4連休で満喫!②
11月初旬の3連休に1日有休を足して、バルセロナに弾丸旅行にいきました。
深夜発で現地2泊の滞在でしたが思いっきり楽しめましたので、その旅行記をまとめてみたいと思います。
前の記事はこちら→弾丸バルセロナは4連休で満喫!①
ガウディを楽しむ・バルセロナ弾丸旅行
主なコース
【1日目】 カサ・パトリョ ~ サンタ・マリア・ダルマル教会 ~ フラメンコショー
【2日目】 グエル公園 ~ サンパウ病院 ~ カテドラル ~ 街散策
【3日目】 サグラダファミリア ~ 帰路
【目次】
2日目:ガウディだけじゃない!建築の街バルセロナ
グエル公園にタクシーで行くと入口に迷う?
さて、2日目です。混んでるスポットは朝イチで行く。そう決めてまして、グエル公園は9時のチケットで予約してました。実際は朝イチのさらに前、早朝にサグラダファミリアを散歩して朝食取ってたら結構時間いっぱいになってしまい、結局タクシーで向かいました。
どうやらグエル公園には入口が何ヶ所かあるようで、一番メインのお菓子の家があるところは出口だけです。私がタクシーで降ろされた場所から近い入口は公園の西側、オフィシャルの送迎バスで来る人は公園の東側から入ることになると思います。
それにしても入口が見つからん・・・迷って高台まで行っちゃったついでに一枚。
ちなみにバルセロナの街はは京都並みに碁盤の目になっている街でございます。碁盤の目になっているので、一方通行が多く、逆に言えば一方からの車だけ確認すれば赤信号でも・・もにょもにょ。タクシーで遠回りっぽくされるのもたいてい一方通行の関係だと思いますのでご安心を。
やっと辿り着いた入口を入って左手に進んだのですが、それが失敗。9時半近いのに人少ないなぁーって思ってたのは、私が向かった方向が公園の終盤戦のエリアだったからです。
おかげで無人の回廊が撮れたけど、メインの広場は既に人がうじゃうじゃ・・・。マスコット?のトカゲちゃんの所も次から次へと記念撮影の人が現れるのでなかなか無人で撮らせてもらえません。
西側入口から入ったらまずは右手にお進みください。せっかく早く来たなら、人の少ないうちにお菓子の家とか多柱室などのメインの場所をお楽しみくださいませ。
グエル公園自体は、ガウディ作品とは言えやっぱり人の力が100%及ぶわけではない野外です。見に行って絶対損はないし、むしろ行くべきでしょうけど、私としては100%人の力で制御できる建築物の方が好きだなって思いました。とは言えお菓子の家はかわいいですよね!こんな遊び心もあるガウディ、好きです!
第一日曜日はサンパウ病院無料開放デイ!
旅行の前にはとにかく調べまくって、自分なりに最高のルートを描きたいタイプです。でもって色々調べていくとお得情報も色々出てくるんですよね。ということで、毎月第一日曜日は「世界で一番美しい病院」と言われるサンパウ病院に無料で入れるらしい!ちなみに普段は14€ですってよ奥さん。見てくださいこのフォルム。なんか頭が良くて伝統がある大学のようなたたずまい。
ちなみにグエル公園からのアクセスはと言うと、グエル公園のオフィシャル送迎バス「バス・グエル」に乗るとALFONS Xという地下鉄の駅のそばまで送迎されます。サンパウ病院はそこから歩いて10分ほど。グエル公園からサンパウ病院の流れはお勧めです。
広い敷地の中に綺麗にならんだレンガの建物は、もうどこかの王宮のよう。内装はタイルがふんだんに使われて清潔感を感じる造りです。ここで2009年までは実際に診療が行われていたらしいです。こんなとこの看護婦さん、絶対かわいいだろ。
バルセロナというとガウディ建築物が有名ですが、サンパウ病院やカタルーニャ音楽堂はガウディのライバルとなるドメネクによって設計されました。今回の旅ではカタルーニャ音楽堂は行けませんでしたが、サンパウ病院はとってもお勧め。私が行った時にはちょうど雨が降ってきてしまいこの美しい敷地をゆっくり散策できませんでしたので、またバルセロナに来ることがあったら絶対ゆっくり歩きたいです。
バケツいっぱいのムール貝を食す
いきなりですが、ムール貝好きですか?日本で暮らしているとムール貝なんてランチの選択肢に入ってこないですよね。バルセロナは意外と海が近いからかシーフードが美味しく、ランチのお店を探していた時にムール貝専門店を見つけてめっちゃ惹かれました。
お店はこちら、La Muscleria
開店から割と早い時間に入りまして、色々なフレーバーの中から無難そうなガーリックをお願いしました。バケツいっぱいのムール貝にフライドポテト。これで12€とかは安いなー。お昼からCavaを飲みながらひたすら貝と格闘です。
おぅ、バケツの高さが撮れてない・・・。推定高さ25cmってとこですかね。
ここでも一人旅の「色々食べられない問題」が出ちゃいました。「誰かとシェアしてもう一品違うもの食いて―」って思いつつ、バケツ山盛りのムール貝と格闘。いくつあるのか数えてやろうかと思ってましたが、無理でした。ちなみに帰国後大阪のスペインバルで食べたムール貝は7個で600円でした・・・
量がすさまじいので単純に飽きるのか、それともそもそもなんか味が物足りないのかはわかりませんが・・・口コミを読んで期待していたところまではいきませんでした。もっとうまいムール貝があるはず・・・いつかベルギーでムール貝食ったろ。
荘厳の塊、サンタ・エウラリア大聖堂
次に訪れたのは、カテドラルと呼ばれているサンタ・エウラリア大聖堂。
初日に行ったサンタマリアダルマル教会に比べて、こちらには結構圧倒されました。有料(7€)だからでしょうか。いや、無料の時間帯もあるようです。外観からして只者じゃない雰囲気。
なんか教会って、どう表現して良いのかわかんないです。難しいことは語れないけど、入った瞬間に「はぁ・・・」って自然にため息が出て、なんならこのまま召されるんじゃないかって。ネロみたいに浮かんでいっちゃうんじゃないかって。そんな気持ちになれる教会が私の中では高ランクです。
ここは何度も自然にため息が出る素敵な教会でした。とにかく空間が圧倒的に広くて、暗めの雰囲気がいかにも厳かで、それでいて装飾品はきらびやかで。なんとなくアーメンとか言ってみたくなっちゃう。ガウディ建築物とも、サンパウ病院ともまた違うサンタ・エウラリア大聖堂。こちらもぜひ足を運んで欲しいです。
いわゆるチョイ飲み屋、ピンチョスバル
その後、街をブラブラ。こちらアップルストア。どこ行ってもアップルさんおしゃれですのぉ。
バルセロナの街は「バル」と呼ばれるおしゃれなチョイ飲み屋であふれています。タパスと呼ばれる一品料理系のバルはグループ向け。一人旅の人にはピンチョスバルの方が合っていると思います。ピンチョスっていうのはラスクくらいの小さめのパンに具材をのせ、串(これがピンチョス)で留めたおつまみです。
これがなかなかバリエーションが豊富で見た目にも楽しい。ちょっと入って、ちょっとつまみながらちょっと飲む。もちろんひとつから注文可能で、最後は串の数を数えてお会計。うーん、行ってみたい。
ということで事前に候補を2件に絞って行ったのですが、一軒は完全に立ち飲みで大混雑。地元の人も多そうだから間違いないお店なんだろうけど、注文できなくてもてあましている人も見受けられたのでパスしました。
もう一軒は旅行客でも入りやすく、お味もそこそこというチャペラ。
U字のカウンターに沿うように目にも鮮やかなピンチョスたちが並んでいます。日本語メニューもあるし、番号での注文もOK。もちろん並んでいるものも選べるしね。この感覚、回転寿司と一緒ですね。あー、写真撮ってなかった。。。
昼のバケツいっぱいのムール貝が結構ヘビーでそんなにお腹が減らず、ピンチョス4つとビール2杯で夜ご飯終了です。どれもおいしかったですが、カニサラダみたいなのが一番おいしかったなぁー。一人でも入りやすいのは間違いないですが、実際一人客は私くらいでした。せっかくバルセロナに行ったらピンチョスバル体験したいですよね?おひとり様の選択肢としては間違いなくアリです。色々つまんでみてください!
最後はサグラダファミリアの夜景で締め!
今日はバルセロナの色んなタイプの建築を満喫できました。
ガウディの名前しか知らなかったけど、サンパウ病院もカテドラルもまた違った雰囲気で素晴らしかった!
さて、明日3日目が最終日であり、ついにメインディッシュのサグラダファミリアに突入です。気分を盛り上げるために夜景を見に行きましたが・・・あれ?ライトアップは?年末年始以外はやっていると書いてあったサグラダファミリアのライトアップ。これでもついている状態なのかな?まぁいいや、明日また来るからな!
つづきはこちら→弾丸バルセロナは4連休で満喫!③
弾丸バルセロナは4連休で満喫!①
11月初旬の3連休に1日有休を足して、バルセロナに弾丸旅行にいきました。
深夜発で現地2泊の滞在でしたが思いっきり楽しめましたので、その旅行記をまとめてみたいと思います。
ガウディを楽しむ・バルセロナ弾丸旅行
主なコース
【1日目】 カサ・パトリョ ~ サンタ・マリア・ダルマル教会 ~ フラメンコショー
【2日目】 グエル公園 ~ サンパウ病院 ~ カテドラル ~ 街散策
【3日目】 サグラダファミリア ~ 帰路
【目次】
1日目:深夜発なら初日から楽しめる!
エミレーツの深夜発でいざ出発
23:30関空のエミレーツ航空で向かいました。
ドバイ経由で到着まで20時間ほどかかる長旅ですが、仕事が終わってから出発できるのはありがたいですよね。お昼過ぎの到着なので当日も普通に観光できるし、何よりお安い!長期休みが取りにくいサラリーマンには全然アリだなって思います。
バルセロナに到着したのは13時頃。30~40分で入国審査を抜け、市内までは空港バスで移動です。バスのチケットは事前にネットで予約しました。市内までの移動手段はいくつかあるようですが、値段的にも安心感的にも、何よりわかりやすさ的にもバスが一番だと思います。
空港バスはスーツケース置き場もあるし、Wifiも完備。今回の旅は、前にイタリア旅行で重宝した「AIS Sim2Fly Sim」を用意していきましたが、バルセロナは結構無料Wifiが整備されている感じ。事前にGoogleMapをオフラインで落としておけば、正直いらないかも。あとはタクシーが安くて便利なので、GoogleMap見ながら長距離を歩く機会が少なめでした。
空港バスはカタルーニャ広場まで
空港バスの終点は、街の中心地カタルーニャ広場。そこからホテルまで徒歩かタクシーで行く予定でした。でもバスの中で地図を見ていて思ったんです。終点のカタルーニャ広場まで行くより、途中で降りてタクシー拾った方が近そうだって。
そう思って途中のバス停で下車しましたが・・・まぁタクシーが捕まえにくい。流しのタクシーが通りそうな道を目指して歩いてみたけど全然捕まえられず。
後でカタルーニャ広場を通ったら、タクシー乗り場がちゃんとあって客待ちタクシーであふれてました。素直にカタルーニャ広場まで行くことをお勧めします。タクシー料金が安めなので、金額も大し変わらないと思います。
お一人様はフードコートを有効活用!
スペイン料理って言ったらパエリアですよね。でも、事前の調査ではパエリアはだいたい2人前からの注文で受けているお店が多いとのこと。色んな料理が食べられない問題。一人旅はこれがイヤですよね。リサーチしていくと、El Corte Inglés (エル・コルテ・イングレス) というデパートのいわゆるフードコートで、パエリアを1人前から頼めて、お味もGOODという情報をGET。
注意しなくちゃいけないのは、このデパートを始め、バルセロナは日曜日お休みの店が多いです。私の旅行は初日が土曜日だったので、明日は休み。今日を逃すとパエリア食えんぞ・・・ってことで、どうしてもこの日に行きたかった。
エル・コルテ・イングレスはデパートというよりはイトーヨーカ堂的な感じ?ただ、フードコートは日本のショッピングモールより全然おしゃれでしたよー。15:30という半端な時間だったので席余裕ありでした。とりあえず並びは5人で、頼むのはみんなパエリア。おばちゃんが慣れた手つきでパエリアをよそい、順番に取っていく、まいどおおきに食堂スタイル。
サラダやデザート、その他もろもろあったけど、パエリアが結構ボリュームがあったので、パエリアとビールのみ。ビールも自分でサーバーから注ぐスタイルでした。泡をそぎ落として入れなおすジャパニーズスタイル?が許されるのか気配を伺いつつ、いい感じに注げたので会計!値段もリーズナブルで、パエリアとビールで13€くらい。
でもってパエリアうまし!本場で食ってる感が上乗せされ、めっちゃうまし!ただ、重いですこれ。結局その日の夜ご飯は食べなくてもいいかなーってくらい重かった。
目で見て指差しで注文できるし、出口で会計するだけの簡単システムだから海外レストランでの注文に慣れていない人や、一人旅でレストランに入りにくい人にはとってもお勧めします!
カサパトリョは絶対オーディオガイド付きで
お腹も満たされたところで、初日観光のメインディッシュ、カサ・パトリョへ。
16:30からの時間指定で事前にネット購入しておきました。11月という時期だからか、結構空いてまして、事前予約は必要なかったかも。初めてのガウディ建築物にドキドキ・・・。
内部はと言いますと、青をモチーフにして海や自然をイメージさせる造形の中に、住居としての使い勝手も決して手を抜かないデザイン。オーディオガイドでその細かい狙いの説明を聞くことで頭の中に「なるほど!」が浮かびまくります。窓の取手に指を添えた時のフィット感なんて抜群ですからね。ぜひ添えてください。
しかもこちらのオーディオガイドが面白いのはAR(拡張現実)に対応していまして、支給されたiPhoneを通して室内を見ると、当時の様子が画面に映るんです。いっつもオーディオガイドって飽きちゃうんですけど、ここはぜひオーディオガイド付きで見学してくださいね!
カサパトリョを始めいくつかの建築物を見て、スペインの建築の特徴って「タイル」なのかなって思います。タイル自体カラフルな色があり、それをすごく綺麗に組み合わせて使っているのが印象的でした。
情熱と笑いの!?フラメンコショー
フラメンコショー。これはかなり見に行くかどうか迷った案件です。見に行くとしたら選択肢は2つ。ちょうどカタルーニャ音楽堂でフラメンコショーが公演されるようだったので、音楽堂見学ついでに見る。もしくは、もっと小箱のフラメンコショー専門の所で見る。せっかく見るなら臨場感あふれる小箱かなーと思い、こちらも事前予約でチケットを取っていきました。
と、その前に。
行く途中で回り道してサンタマリアダルマル教会に寄ってみました。ヨーロッパの教会が初めての人ならその荘厳さにうひょーってなると思いますが、5月にもイタリアの教会を見まくてお腹いっぱい気味だったのでさっと通過した感じ。翌日行ったサンタ・エウラリア大聖堂の方がカッコよかったかな。まぁせっかくなので通ってきたらよいと思います。無料だし。
そして、フラメンコショーです。「ロスタラントス」というタブラオ(フラメンコ用の板張り舞台が備えられたバルやレストラン)で見てきました。正直、これは男一人旅ではきついっすね。開演前も当日チケット列は女性複数客かカップルばかり。事前にチケット予約までして見る気満々で並んじゃってる感が辛かったとです・・・。
肝心のショーはというと、情熱感半分、ちょっとニヤニヤしちゃう感半分でした。なんか男性の方がちょっとおデブなんですよね。座るとシャツのボタンとボタンの割れ目からおへそ見えてたり。タップの足さばきは凄く軽やかで、足元だけ見ているとカッコいいのですが、全身見るといわゆる「動けるデブ」に見えちゃって・・・そこがニヤニヤポイントでした。
でもダンスと伴奏の一体感はさすがです!伴奏者たちがダンサーを見る目が印象的でした。「おまえ今日のパフォーマンスいいな!」って言わんばかりの目で出演者同志目を合わせていて、なんかチームワーク良さげ。そういうのが感じられるという点では小箱がお勧めできますね。30分ほどのショーでお値段も2000円とお手軽に本場のフラメンコが楽しめるということで、こちらも興味ある方はぜひ!
初日から充実した観光ができて満足満足。次回に続きます!
つづき→弾丸バルセロナは4連休で満喫!②