ベネチアは海外一人旅デビューにピッタリ④
私が初めての海外一人旅に選んだのは、イタリアはベネチア。
だって街が美しすぎるんだもん。
もちろんツアーでなんか行きたくない、自由に歩きたいんだ。めっちゃ検索して行きたいところを網羅し、自分だけの旅程を組んで行ってきました。
そして少し冒険してみたくて、フィレンツェにもデイトリップ。
その旅程をまとめてみたいと思います。
前の記事はこちら → ベネチアは海外一人旅デビューにピッタリ③
美しさあふれ出る水の都、ベネチア一人旅
【主なコース】
【1日目】 関空朝発 ~ ミュンヘン空港で乗り換え(空港内にあるビール工場でドイツビールを飲む) ~ ベネチア空港着 海路にてベネチア本土にIn
【2日目】 夜明けのサンマルコ広場 ~ アカデミア橋の日の出 ~ サンマルコの鐘楼 ~ ブラーノ島 ~サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 ~ドゥカーレ宮殿
【3日目】 ベネチア サンタ・ルチーア駅 ~フィレンツェ サンタマリア・ノヴェッラ駅 ~ サンタマリア・ノヴェッラ教会 ~ミケランジェロ広場 ~ ベッキオ橋 ~ ドゥオモ ~ ベネチア ~ 夜のサンマルコ広場
【4日目】 街をブラブラ ~ ベネチア空港から日本へ
【目次】
3日目前半:フィレンツェへデイトリップ!
イタロでフィレンツェいったろ(寒)
ベネチア旅行3日目は、ちょっと冒険してフィレンツェに日帰りトリップ!
下調べの段階では
「ヴェネチア観光は1日でも十分やで」
みたいな記事も多く、2日半の滞在は長いのかな・・・と思い1日どこか遠征を検討しました。
初の一人海外旅行にしてはちょっとハードル高い?とは思ったけど、ヴェネチアからフィレンツェはイタロで約2時間。
京都から東京に日帰り出張するようなもんか、アリだな。みたいなノリでした。
ベネチアからフィレンツェの移動は、日本でいう新幹線的な鉄道で一本です。
どうも調べると、2社が運行しているとのこと。旧国鉄系のトレニタリアと、私鉄系のイタロです。
所要時間はだいたい同じ約2時間ですが、なんかイタロのが格好いいのと、チケットサイトがわかりやすかったので、都合の良い時間というより「イタロで行く」というのを先に決めてから時間を決めました。
イタロのWEBサイトでのチケットの買い方はこちらを参考にさせていただきました。「ヨーロッパの鉄道のチケットは、レイルヨーロッパを使えば日本語で買えるよ」っていう情報が良くでてきますが、イタロに関してはイタロの公式サイトで全然難しくありませんよ!
あと、早期予約するとめちゃ安い。
座席クラスは4ランクありまして、私は一人で電車にのる不安もあったのでPrimaという1等席の一人掛けで予約しました。
3ヵ月前の予約開始と同時に予約し、片道27€。往復約6000円でフィレンツェまで行けるんだ・・・イタリアの鉄道って安いのね。
で、こちらがイタロ先輩。
フェラーリのデザイナーがデザインしたとか?深紅のボディが素敵です。
車内もとてもきれいで、スーツケース置き場なども完備。
ドリンクとスナックのサービスもあり、USBポートでスマホも充電できちゃいます。
事前に座席指定もできるのですが、ここで注意が一つ。
日本の新幹線だと必ず進行方向に向かって座れますよね?
イタロは背もたれが可動しないので、車両の中央を境に半分が前方向きでもう半分は後方向き。
座席指定の時はどっち向きに走るかわからないので運でしかないのですが、私はずっと進行方向と逆側向き。なんか気持ち悪い感じでした・・・。
それ以外は非常に快適かつ安心してフィレンツェまで移動できました。
車内アナウンスが巻き舌&早口でめっちゃ面白い。
気に入ってなぜか録音までしちゃいました。
張りぼてテンプル
特に遅延もなく、フィレンツェの中心駅、サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅に到着。
まずびっくりしたのが、「うわ、バスが走ってる!」でした。
ベネチア本土は車やバスが乗り入れ禁止ですから、考えてみたらこの旅で初めて「自動車」を見たんですよね。
このヨーロッパの歴史を感じさせる街並みに、普通にバス。
当たり前なのに、すっごい違和感を感じちゃいましたね。
そして残念ながらフィレンツェに着いた時はあいにくの雨。
結局一日降ったり止んだりの、イマイチな天気。
昨日が快晴だっただけに、雨が降るとこんなテンション落ちるのかって感じ。
とりあえず近場のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会から行くことに。
えっと、大道具さん・・・ちょっと張りぼて過ぎませんかね?予算無かった?
なんかのセットじゃね?って感じの外観。
おぃおぃ、わし昨日ベネチアがっちり観光して来たんだぜ?
昨日一日で、すっかりヨーロッパかぶれだぜ?ちょっと舐めてる?
それともこれがフィレンツェ君の実力?
みたいなちょっとやさぐれた感じで突入したんですよ。
お、おぅ・・・めちゃカッコいいやんか・・・
ちょっとなめて入った内部は、それはもう素敵な造りでした。
まず、床の模様が好き。
タイルなのか石なのか、白と黒を規則的に組み合わせて紡ぐ模様がなんともおしゃれ!
そしてその白と黒の食い合わせが柱の上部の縁取りにも使われていて、それでいて日本のお葬式感は全くない。同じ白と黒の組み合わせなのに。
キリストが鎮座しているスペースも厳かです。
このスペースも建物自体も天井がドーム形なんですね。
柱が少なく、天井も高い。そしてドーム天井なので余計大空間に見えます。
かっちょいいわ~。はりぼて感からのこの内装、いい意味で期待裏切られました。
一人でも食べられるビステッカ
今回の旅行内で「安くてうまい肉は食えんもんかのぅ」とリサーチしていました。
ほぅ、フィレンツェの名物でビステッカなる肉料理があるとのこと。
まぁ、いわゆるビーフステーキです。語源は英語のBeef Steakで、ビステッカ。
画像検索で出てくる肉の塊が食欲をそそるのだが・・・それにしてもでかくないか?
ビステッカがビステッカであるためには、それなりの肉の厚みが必要らしく、たいていは1kg以上からしか調理してくれないらしい。
一人でも食べられるビステッカ。これはかなり検索した記憶があります。
で、なんとか見つけたのはこちら。
こちらのメニューの「ソロビステッカ」は十分なお肉とサラダ、ポテト、パン、ワイン、お水がセットになっていて19.5€。
ランチ限定ではありますが、お手頃価格でビステッカが食べられます!なんたる朗報!
私は念のため予約をしておきました。
雨もやまないので予約時間より早め、開店同時くらいに行ったのでスカスカでしたが、順当にお客さんは入ってきたので混み合う時間帯は予約した方が無難かもしれません。
予約される方は、同じ名前で何店舗かあるみたいなので気を付けてくださいね。
パンをつまみ、ワインをチビチビ飲んでるうちにうまそうな肉キター!
当時はブログ始めるとは思わなかったので、飯の写真が手抜き過ぎる。
写真はあんまりおいしくなさそうですが、塩コショウだけのシンプルな味付けなのに、うまい!てか、肉食ってる感が半端ない!
ボリュームは結構あります。終盤は格闘です。
でもこれがソロ用でスタンダードなサイズなんですもんね。
堪能しました~、もう入らん。
全国のステーキ好きが「フィレンツェで一人でビステッカ」の検索ワードでこの店を見つけることができますように!!
雨の中、ミケランジェロ広場へ
このフィレンツェデイトリップは6時間一本勝負。
時間が短かったので美術館系は諦めていて、優先順位としては
1.ドゥオーモのクーポラに登る
2.ビステッカ食う
3.ミケランジェロ広場で写真
でした。
1は夕方で予約済、2はクリアしたので3を目指します。
ちなみにミケランジェロ広場というのはフィレンツェ市内の高台にある広場で、街が一望できる広場です。
広場からの写真を検索していると、目を奪われるのは夕景の写真。
これ撮りてぇなーって思いましたが、5月のイタリアは日が長く、21時近くならないと夕景は見れません。
よって今回はあきらめ~。どうせ雨だったしね。
ミケランジェロ広場へのバスも調べてましたが、結局その場でgoogle先生のおっしゃる通りのバス停でおっしゃる通りの時間に来たバスに乗って到着。
まじGoogle 先生、恩師。
ミケランジェロ広場に到着した瞬間、奇跡的に雨が止む。うぉー、ついてるぜ!
やっぱり街の中でもドゥオーモの存在感が際立ちますよね。いいアクセント。
青空じゃないのが残念でしたが、曇天もちょっと物憂げな感じで良しとしましょう。
結局雨が上がっていたのは一瞬で、また降ってきちゃったのでゆっくり写真を撮れず。
あとは場所取りが厳しい場所ですね。
一番おいしそうなこの画角で撮れるスペースは非常に限られております。ガンバ!
よし、2つ目の目的もクリア。
さて、最後の目的地、ドゥオーモ目指して進みます!帰りは下りだから徒歩!
つづきはこちら → ベネチアは海外一人旅デビューにピッタリ⑤